- ペーパーフィルターの白色、茶色の作り方の違い
- 白色と茶色どちらを使った方が良いか
- おすすめペーパーフィルターは何か
ペーパーフィルターは形か色で大きな違いがあります。
形についてはドリッパーの形に合わせて使えば良いというのは何となくわかりますが、色の違いって一見ではわからないですよね。
今回は、色の違いについて集中して書かせていただきました。
今までどちらにするか悩んでた方は、この記事を読むことで悩むことは無くなると思います。
私は白を使ってます!
調べるほど白が良いってなりますよ!
【違い】白色と茶色のペーパーフィルター製造方法
ペーパーフィルターは大きく分けて白色と茶色の二種類があります。
この二種類は製造方法が違うために色が違うのです。
製造時に漂白したか水洗いしたかという違い
ペーパーフィルターは白も茶色も元々の色は茶色です。
茶色のペーパーフィルターを漂白すると白くなります。
普通の紙が白いのも漂白しているからです。
ペーパーフィルターが茶色な理由
茶色のペーパーフィルターは漂白しないので本来の色です。
ただし、漂白無しでペーパーフィルターとして使えるようにするには水で洗う必要があります。
水で洗うだけなら元の色を維持!
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白色ペーパーフィルターに使う漂白剤は健康に無害
ペーパーフィルターに使われる漂白剤は酸素系の漂白剤です。
以前は塩素系が使われ、人体に対する影響が懸念されてましたが、現在は人体に影響のない酸素漂白が使われています。
メリタの記事でも「地球にも人にもやさしい完全酸素漂白」とあります。
必ず安全というわけではなくメーカーによる
メーカーによっては塩素系の漂白剤が使われているかもしれません。
信用できるメーカーのフィルターを使うようにしましょう。
妙に安いペーパーフィルターは要注意です!
茶色が安全とも言えない
大量の水を使って洗っていますが、生産地の水が汚染されていた場合は安全とは言えません。
茶色でもメーカーはしっかり選んだ方が良いです。
水道水が飲める国は限られてます。
製造国によっては飲めない水で洗ってる場合もあるでしょう。
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白と茶色どちらのペーパーフィルターが環境に良い?
製造時、環境に良いペーパーフィルターは白色です。
白色は漂白剤を使っているから環境に悪いというイメージを持つ方が多いですが、実は漂白剤を使わない方が環境に悪いです。
茶色の方が環境に悪い理由
茶色のペーパーフィルターは漂白剤を使わない代わりに大量の水を使って洗浄しています。
漂白剤を使わないので環境に良いと勘違いされてる方が結構多いですが、それは間違いなのです。
ペーパーフィルターに使われる酸素系漂白剤は最終的に水と酸素になります。
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【違い】茶色のペーパーフィルターの方が高価
ハリオのネットショップでも茶色の方が少し高めに設定されてます。
- 白色ペーパーフィルター→374円 V60 ペーパーフィルター01白
- 茶色ペーパーフィルター→394円 V60 ペーパーフィルター01茶
茶色のペーパーフィルターは大量の水を使って紙の香りや味を落とすため漂白する白色よりも生産コストがかかります。
生産コストがかかると値段に影響してきます。
どちらのペーパーフィルターがコーヒーの味に影響する?
茶色のペーパーフィルターは味に影響しやすいです。
白色ペーパーフィルターは、ほぼ影響なし
茶色ペーパーフィルターは、段ボールっぽい味や臭いがする
茶色のペーパーフィルターは紙の臭いがある
茶色のペーパーフィルターは水で洗われていますが、それでも結構紙の臭いが残っています。
そのままペーパーを嗅いでみると、あまり香りはしませんが、お湯をかけると紙の臭いや味が出てしまいます。
どのような香りがするかは実際にお湯をかけてみればよくわかります。
段ボールっぽい臭いがするはずです。
白色のペーパーフィルターはほぼ無臭
こちらもお湯だけかければわかりますが紙の香りは、ほぼ無臭です。
コーヒーを実際に淹れる際は、紙の香りを気にせず使えます。
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茶色のペーパーフィルターは湯通し(リンス)すると使いやすい
茶色のペーパーフィルターは使う前にお湯をかけるリンスをしてあげると段ボールっぽい味や香りが、ほとんど消えます。
コーヒー豆を入れる前の状態に上からお湯をかけるだけです。
リンスはドリッパーやサーバーを温める効果がありますが、紙が先に濡れてしまうためコーヒー豆の粉が付着して先に抽出されてしまうデメリットもあります。
私はリンスする時間がもったいないと思っているのでやってないです。
リンスのメリット
- ペーパーフィルターの味、香りを除く
- サーバーやドリッパーを温めることができる
リンスのデメリット
- ペーパーフィルターだけ先に濡れてしまう
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白色ペーパーフィルターのメリット・デメリットまとめ
白色ペーパーフィルターのメリットとデメリットをまとめてみました。
デメリット部分は信用できるメーカーを選ぶことで回避できるでしょう。
白色のメリット
- 紙の臭い無し
- 価格が安い
- 環境に良い
白色のデメリット
- 健康に無害だが、酸素系漂白剤がどうしても気になるのであれば、デメリット
- メーカーによっては塩素系漂白剤が使われ健康に悪い
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茶色ペーパーフィルターのメリット・デメリットまとめ
こちらでは、茶色ペーパーフィルターのメリットとデメリットをまとめてみました。
これを見ると、やはりお勧めするのは白色ですが、湯通し(リンス)をすることで味の部分はデメリットにはならないです。
茶色のメリット
- 酸素系漂白剤を使ってない
茶色のデメリット
- 紙の風味がする
- 白色より高価
- 水を大量に使って生産するので環境に悪い
- 製造メーカーによっては健康に悪い
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おすすめのペーパーフィルター
ペーパーフィルターは製法によって健康に影響が出てしまいます。
信用できる定番のペーパーフィルターだけを使うことをおすすめします!
もっと言うと、買ったドリッパーと同じメーカーのペーパーフィルターを使うのが一番良いです。
HARIO(ハリオ)「V60ペーパーフィルター01M」
よくある円錐タイプのドリッパーで使うペーパーフィルターです。
濃いめの味を出すのに向いてます。
Kalita(カリタ)「KWF-155」
カリタのウェーブ型ドリッパーを使うなら、ウェーブフィルターがおすすめです。
ドリッパーとの接触が少ないので雑味を出しにくいです。
Kalita(カリタ)「NK102」
台形ドリッパーなら台形ペーパーフィルターを使うのは当然ですね!
台形タイプはお湯の注ぎ方が初心者でも美味しくなりやすいのが良いところです。
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コーヒーのペーパーフィルターよくある質問
- ペーパーフィルターは白色と茶色どちらが良い?
-
白色の方が紙の味が無く、安価なので特別な理由が無ければ白色で良いです。
- ペーパーフィルターの白色と茶色の材質に違いはある?
-
白色と茶色は漂白と無漂白の違いがあります。白色に使われる漂白剤は酸素系の無害な物が使われているので基本安全です。茶色は漂白剤無しで大量の水で洗い落としています。
- ペーパーフィルターは事前に濡らすべきですか?
-
白色ペーパーフィルターは紙の味がほぼ無いので不要ですが、茶色のペーパーフィルターは紙の味がある場合が多いので粉をセットする前にリンスというお湯で濡らしておく方法をする方が多いです。
- ペーパーフィルターは再利用できますか?
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ペーパーフィルターは使い捨てです。布や金属製であれば繰り返し使えます。
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まとめ
- ペーパーフィルターの白色、茶色の違いは漂白剤を使ってるかどうが
- 特別な理由がなければ白色が良いですが、漂白剤がどうしても気になるなら茶色も良い
- 紙の風味がする茶色ペーパーフィルターでもリンスという湯通しをすれば良い
- おすすめペーパーフィルターは定番のもの!
とにかく、白がおすすめです!
茶色がどうしようもない程悪いというわけではないので、茶色を使う事は否定しませんが、白色には使うメリットが多くあります。