- 蒸らしとは何か?
- モコモコするコーヒードームとは?
- 蒸らしの仕方とは
- 蒸らしいる?
蒸らしはとりあえずやってる方が多いですが重要な工程です。
蒸らしをした場合としてない時ではコーヒー豆の抽出濃度に差があるほどです。
今回は、そんな蒸らしや蒸らしでできるコーヒードームについて紹介します。
蒸らしの意味を知るとドリップコーヒーの味は改善していくはずです!
多くのハンドドリップレシピに蒸らしがあるね。
コーヒードームってきれいだよね。
蒸らしとは?
ハンドドリップの蒸らしは、コーヒーの粉に少量のお湯を注いで豆からガスを抜くことです。
ガスが出ている間はお湯を注いでもガスの通り道をお湯が通ってしまうだけでコーヒー豆にお湯が当たらず、うまく抽出できないです。
ガスが抜けると、お湯はしっかりコーヒー豆に触れてしっかり成分を抽出してくれます。
ガスを抜くだけでなく、お湯によってコーヒー豆を成分が出やすい状態にほぐしてくれると言う方もいます。
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蒸らしをするとコーヒードームはなぜできる?
焙煎して間もないコーヒー豆で蒸らしをすると、コーヒードームができるように膨れてきます。
ガスが放出されてコーヒー豆を押してる感じですね。
別の言い方で花が咲くコーヒーブルームと言う方もいます。
なんだかオシャレ…!
コーヒードームができやすくなるポイント
コーヒードームが発生しやすくなる条件はこちらです。
- 焙煎後数日
- 深煎りコーヒー豆
- 挽き目が細目
- 湯温が高め
条件の上側ほど蒸らしでコーヒードームができやすくなっています。
蒸らしでコーヒードームができたから美味しい訳ではない
しかし、コーヒードームができたら新鮮で美味しいという訳ではありません。
抽出の邪魔になってしまうガスが多く含まれているからです。
そのため焙煎所では1週間寝かしてガスがある程度抜けるのを待つということもあります。
インスタグラムとかで見るコーヒードームってキレイだよね。
でも、それが必ずしも良いってわけじゃないんだね。
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一般的な蒸らしの仕方
一般的な方法は、コーヒーを淹れる場合、中心から回すようにお湯を少しずつ注ぎます。
注ぐ量は粉の2倍、または少しずつ注いで下にポタポタとお湯が落ち始めるまでが一般的です。
また、以下の三点に気を付けて蒸らすことをオススメします。
- フィルター近くにお湯はかけない
- お湯の量は少なすぎず多すぎず
- 蒸らし時間は短すぎず長すぎず
それぞれの理由を解説します。
フィルター近くまでお湯はかけない
フィルターあたりまでお湯をかけると、コーヒーの粉に十分に当たらずドリップされてしまいます。
しっかり蒸らしができないだけでなく、薄味のコーヒーを抽出してしまう原因になります。
お湯の量は少なすぎず多すぎず
お湯の量はコーヒー豆の2倍の量を入れます。
少なすぎると蒸らしができずガスが抜けないです。
多すぎると蒸らしができてないコーヒーが抽出されてしまいます。
蒸らしで抽出されるコーヒーはポタポタと落ちるあたりが良いでしょう。
蒸らし時間は短すぎず長すぎず
蒸らしの時間は20~30秒が基本です。
短すぎると酸味が強くなり、長すぎると苦みや雑味が多くなりすぎてしまいます。
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ハンドドリップ時にできる蒸らしの小技
蒸らしの仕方はお湯をかけるだけではなく、そこに付け加えた方法があったりします。
ハンドドリップの大会でも見ることがあり、ステアを使って優勝した方もいます。
蒸らしでステアをする方法
ステアはスプーンでかき混ぜる撹拌のことです。
蒸らしの注ぎが終わった後に数回かき混ぜます。
スピンよりもしっかりと混ぜるので均等にお湯が広がり、しっかりとガス抜きができます。
蒸らしでスピンをする方法
スピンとはドリッパーを手で回すように振ることです。
軽くかき混ぜることができるのでコーヒー豆にお湯が当たりガス抜きが進みやすくなります。
コーヒーの粉の中心に穴を開けるという方法
蒸らす前に粉の中心に穴を開ける方法もあります。
指や箸のような棒で中心に穴を開けます。
特に焙煎間もないガスが多いコーヒー豆で効果が発揮され、穴からガスが抜けやすくなります。
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蒸らしで抽出されたコーヒー捨てる?捨てない?
蒸らしで抽出されたコーヒーは捨てない方がいいです。捨てることを推奨するレシピもあったりしますが、基本捨てないです。
蒸らしで抽出されたコーヒーは確かに苦味や雑味が多く出やすいのですが、コーヒーの香りも多く流れ出ます。
多少の雑味が出ても香り成分はしっかり残した方が美味しいコーヒーになるので蒸らし中の抽出は捨てない方が良いです。
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蒸らしはいらない!不要!という声もある
蒸らしはガス抜きをして、しっかりコーヒー成分を抽出することが目的です。
なので、「濃いコーヒーは好きじゃない」という方は蒸らしをせずにコーヒーを淹れると言う方がいます。
僕の見解ですが、好きな味ができるなら蒸らしは無しでも良いと思います…!
人の好みはそれぞれですし、蒸らし無しのドリップレシピがあるのも事実です。
あえて蒸らしをやめて、蒸らしの効果を体感してみるのもありだと思います。
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まとめ
- 蒸らしでコーヒー豆からガスを抜いて抽出しやすい状態になる
- コーヒードームは焙煎後数日、深煎り、細めに挽く、湯温高めなどの条件でできる
- 蒸らしの基本はコーヒー豆の2倍の量のお湯を使い20~30秒ほど待つこと
- スプーンでかき混ぜり、ドリッパーを動かしてガスが抜けるのを促す方法、ガスの逃げ道を作っておく方法などもある
- 蒸らしは不要というのも一つの淹れ方
今回は蒸らしについて紹介させていただきました。
他にもコーヒーを美味しくする秘訣があるので下の記事もおすすめです。
他にも淹れ方を紹介していますので、ぜひご覧ください。