自宅で手軽にコーヒー豆を焙煎したいけれど、IHは無理だと諦めてませんか?
私はオール電化の家を建てたのでコーヒー焙煎を諦めかけていましたが、ポップコーンポッパーのおかげで焙煎できるようになりました。
ガス火で鍋焙煎してた頃より美味しく焙煎できているので大満足ですよ!
今回は家庭でできるコスパが高く、ハイレベルな焙煎ができるポップコーンポッパーを使った焙煎について解説します。
- IHとポップコーンポッパーの相性とメリット
- 焙煎手順や火力調整のコツ
- 注意点とおすすめの活用アイデア
IH焙煎に使うポップコーンポッパーとは?

ポップコーンポッパーは、その名の通り「ポップコーンを作るための鍋」です。
フタの上部にハンドルが付いていて、これを回すことで鍋の中の食材を攪拌できるのが特徴です。
普通の鍋では焦げ付きを防ぐために鍋自体を振ったり、ヘラでかき混ぜる必要があります。
しかしポップコーンポッパーなら、ハンドルを回すだけで中身を均一に混ぜられるため、加熱ムラを抑えることができます。
本来はポップコーン専用ですが、この「均一に攪拌しながら加熱できる」仕組みがコーヒー豆の焙煎にもピッタリで、手軽に始められる家庭焙煎として、コーヒー愛好家から注目されています。

混ぜる機能って重宝しますね。
アルミ製とステンレス製の違いに注意
ポップコーンポッパーはアルミ製かステンレス製があります。
アルミ製を選んでしまうとIHは通電せず使えないので要注意です。



ガス火を使うなら値段の安いアルミ製がおすすめです。
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IHでポップコーンポッパーを使うメリットとデメリット
IH調理器とポップコーンポッパーを組み合わせたコーヒー焙煎には多くのメリットがあります。
ここでは、ポップコーンポッパーをIHで使うメリットと、ちょっとしたデメリットを紹介します。
火力の安定性が高いというメリットがある
ガス火だと弱い中火に調整したくても感覚がわかりにくいのですが、IHであれば数値で選ぶので扱いやすいメリットがあります。
また、撹拌をハンドルで素早くできるので手鍋でコーヒー豆焙煎をするよりもムラが無いです。
低コストで始められるメリットがある
専用焙煎機は数万円以上かかることもありますが、ポップコーンポッパーなら数千円で購入可能。IHとの組み合わせで「おうち焙煎」の入門編に最適です。
焙煎できる量は家庭レベルを超えられないデメリットがある
一度に焙煎できるコーヒー豆は多いとは言えません。
私の場合は250gの焙煎をしてますが、300gまでは焼きムラなく仕上がります。



300gで焙煎するとHARIOの珈琲キャニスターMに入りきらないので僕は基本250gとしています。
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今回の焙煎に必要な道具
ポップコーンポッパーを使ったIH焙煎に必要な道具をリストにしました。
ポップコーンポッパー
IH対応はステンレスタイプのみです。
焙煎後に使う道具
基本的にメッシュトレーとステンレスバットがあれば大丈夫です。
焙煎後の豆を入れてチャフ皮を取り除いたり、コーヒー豆を冷やすのに使います。
コーヒーキャニスター
コーヒー豆を保管するのに使います。
密閉できるので質を長持ちさせることができます。
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ポップコーンポッパーによるIH焙煎の基本手順とコツ
IHとポップコーンポッパーを使った焙煎はシンプルですが、いくつかのコツを押さえると仕上がりが格段に良くなります。
以下ではステップごとに流れを整理します。
手順51ハゼが来たら火力を弱める
カビや割れのあるコーヒー豆を除いて焙煎の準備をします。
10段階のIHであれば5で20~30秒ほど予熱しておきます。
10段階の4番目とは弱めの中火のことだと思っていただけたらと思います。
予熱しすぎるとコーヒー豆を入れただけで表面が焦げるので注意が必要です。
コーヒー豆を入れたら、すぐハンドルを回してコーヒー豆を掻き混ぜましょう。
しっかり混ぜてる感覚があれば、ゆっくり回して大丈夫です。
1ハゼとはパチパチと弾ける音で、通常は聞こえなくなるまでを1ハゼと言います。
私の場合は10段階中3番目の火力に設定しますが2番あたりでも良いです。
強めの弱火をイメージしてもらえたらと思います。
バットの上にメッシュトレーを置き、その上に焙煎後のコーヒー豆を入れて冷まします。
私の場合、浅煎りは1ハゼが聞こえなくなるあたりとしてます。
中煎りはハゼが聞こえなくなってから2ハゼが始まるあたりまで。
深煎りは2ハゼが始まってから10秒ほどから聞こえなくなるまでと考えています。
詳しい焙煎度合いはこちらのページにある色味表で判断しても良いでしょう。
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IH焙煎の注意点とコツ
一見簡単に見えるIH焙煎ですが、実際にやってみると「火力の強弱」や「豆の動き」が課題になることもあります。
ここでは失敗を防ぐための工夫を紹介します。
ガスと同じ感覚で始めると焦げる
IHは高火力になりやすく、思った以上に温度が上がることがあります。
難しいと思ったら、少し火力を下げて長めの焙煎を目指すと失敗が防げます。
焙煎ムラを防ぐ方法
ポップコーンポッパーのハンドルを回すリズムを一定に保つことが重要です。
豆が止まる瞬間を作らないよう意識しましょう。
煙・チャフ対策
焙煎中はチャフ(薄皮)が舞い、煙も出ます。
換気扇は忘れずに付けておきましょう。
まずは浅めの深煎りフルシティローストを目指そう
最も味が安定して飲みやすいのはフルシティローストです。
1ハゼや2ハゼの感覚を覚えやすく、失敗しにくい焙煎度合いです。
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IHで楽しむ焙煎!ポップコーンポッパーの活用法まとめ
IHとポップコーンポッパーの組み合わせは、コーヒー焙煎の入門に最適な方法です。
火力の安定性・低コスト・手軽さを兼ね備え、家庭でも本格的な味を楽しめます。
焙煎に必要な道具をそろえて始めると最初は思ったようにできず、難しく感じるかもしれません。
それでも、練習を何度もこなすことで販売できるまで焙煎はうまくできるようになるので頑張っていただけたらと思います。